コラム

COLUMN

セラミックなら大丈夫~歯科金属のリスク~

 

 

 

金属のリスク①:金属アレルギー

 

口の中は皆さんもご存じの通り唾液などによりとても湿った状態であり、

口の中の金属は少しずつ腐食していきます(=溶ける)。

 

金属が腐食すると、発生した金属イオンが体内のたんぱく質と結合し、

それが身体から異物とみなされるとアレルギー反応を起こします。

 

歯科金属のアレルギーで引き起こされる疾患は、

皮膚症状(アトピー、湿疹、乾癬、にきびなど)が圧倒的に多く、

口の中の金属が原因であるにもかかわらず、その症状は口の中にほとんど発症せず、

口から離れたところにある皮膚に発症することが多いです。

 

そのため、アレルギーの原因が歯科金属なのかどうかの判断がとても困難になります。

原因が分からないと原因を取り除いて治療するということが難しいです。

 

また、歯科治療で使用されている金属は合金であり、

様々な金属が合成されてできています。

 

保険で使用される金銀パラジウム合金の場合だと、

銀40%、パラジウム20%、金12%に銅やその他の金属が含まれています。

 

このため、たとえ金属アレルギーであったとしても

アレルゲン(アレルギーの原因物質)を特定するのが困難です。

 

 

 

金属のリスク②:ガルバニー電流

 

 

金属には「ガルバニー電流」と呼ばれるリスクもあります。

金属でかぶせた歯同士で咬み合わせたときに、

ガルバニー電流という電流が歯と歯の間に流れます。

 

これをガルバニー電流といいます。

 

 

ガルバニー電流は、頭痛や肩こりなど

身体の不調に関係していることが報告されています。

セラミックにはこれらのリスクがありません。

 

金属ではないのでイオンが溶出して

アレルギーの原因となることもありませんし、

ガルバニー電流を起こすこともありません。

 

 

 

金属のリスク③:歯ぐきの変色

 

 

 

金属を使用したかぶせ物は年数が経過していくと少しずつ歯肉(歯ぐき)の方に

金属のイオンが溶出してくるため、かぶせ物の境目近くの歯肉が黒っぽく変色してきます。

金属を使用しないセラミックは、もちろんそのような変色はありません。

 

これらを踏まえた上で身体の安全性、

審美性を兼ね備えたセラミックは安心しておすすめすることができます。