コラム

COLUMN

予防の常識・非常識

 

 

 

歯ぐきの溝のなかはプラーク(細菌のかたまり)がたまりやすい場所で、

たまったプラークは歯周病の原因になります。

そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。

 

ですが、歯ブラシでは溝のなかのプラークは完全には取り切れません。

しかも、無理に溝のなかにブラシの毛先を入れて磨くことを続けると、

歯ぐきが傷つきやせ、虫歯になりやすい歯の根面が露出してしまいます。

 

歯ぐきを傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を、歯科医院で教えてもらいましょう。

歯ぐきの深い溝や歯周ポケットなかの掃除も歯科医院にお任せください。

 

 

力任せに無理に歯ぐきの溝のなかに

ブラシの毛先を入れようとすると、歯ぐきを傷つけてしまいます。

 

 

62歳の女性。

歯はピカピカですが、無理に溝のなかにブラシを入れる歯磨きを続けていたため、

歯ぐきが下がり根面が露出しています。

 

歯と歯の間をデンタルフロスや歯間ブラシで磨くことと、

むし歯予防のためにフッ素入り歯磨き剤を使うこともお忘れなく。