コラム

COLUMN

フッ素の働きって?

 

 

 

フッ素はなぜ歯にいいのか?

 

●エナメル質の修復を促進

フッ素 には、歯から溶け出したカルシウムイオンを補うこと(再石灰化)を促進します。

 

 

●歯の質を強化

歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、酸への抵抗力を高めます。

 

 

●菌の働きを弱める

むし歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます

 

 

●効果的なフッ素の使い方はできるだけ長くお口の中に残すこと!!

ハミガキ剤に含まれるフッ素は、歯みがきをしている最中だけでなく、

歯みがき後もお口の中に残り、少しずつ作用します。

 

毎日食事をとるからには必ず脱灰は起こり、

むし歯を予防するには、フッ素を常に口内に存在させ再石灰化を促すのが理想です。

そのために、なるべく長くフッ素を口内に残す工夫をしましょう。

 

うがいのすすぎは少量の水で1回程度に5~15mlの水で5秒ブクブクして終了。
寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、

細菌が繁殖しやすい状態になります。

寝る前の歯磨きはフッ素配合のハミガキ剤で丁寧に行い、むし歯予防を心がけましょう。

 

 

●歯医者でのフッ素塗布もおすすめ!!

健康な歯を保つためには、フッ素塗布を3か月に1回行うのがベストです。
日常的には上記で話したご自宅でのフッ素入り歯磨きで歯磨きを行うとより効果が長持ちします。

 

特にむし歯になりやすい「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」を持つ

子どもたちに予防するフッ化物歯面塗布がおすすめです。
大人になると、不規則な生活や、歯科治療などにより

2次むし歯(治療済の歯が再度むし歯になる)になりやすく、

むし歯リスクが上昇することがあります。また年齢が進むにつれ、

歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質とよばれる表面が弱い部分が露出し、

むし歯になりやすくなります。

 

歯の定期検診でむし歯のないお口の中を目指しましょう。