歯が黄色くなったり、黒くなったりすることは誰にとってもショッキングな事です。
朝、鏡をのぞいて自分の笑顔に黒ずんだ歯が見えたら、一日中気分が沈んでしまうかもしれません。歯が変色する原因は様々で、日常生活のちょっとした習慣が影響していることが多いのです。
今回は歯が変色する原因とその対策についてお話します。
歯が変色する原因
飲食物の着色
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い食べ物や飲み物が歯に着色することがあります。
喫煙
タバコのヤニが歯に付着し、黒ずみの原因となります。
歯垢や歯石
歯みがきが不十分な場合、歯垢が蓄積して硬化し、歯石となります。歯石は黒ずむことがあります。
虫歯
虫歯が進行すると歯が黒くなることがあります。痛みがない場合は初期の段階かもしれません。
銀歯や古い詰め物
銀歯や古い詰め物が変色し、その部分が黒く見えることがあります。
神経の死
歯の神経が死んでしまう主な原因は、外的な衝撃(スポーツや事故による打撲)、深い虫歯、歯のひび割れなどです。神経が死ぬと、その歯の内部で細菌感染が進行し、歯が黒ずむことがあります。
対処法
歯科医での診察
まずは歯科医で診察を受けることが大切です。専門的な診断に基づいて適切な治療方法が決まります。
プロフェッショナルクリーニング
歯科医院でのクリーニングによって歯垢や歯石、表面の着色を取り除くことができます。定期的にクリーニングを受けることで、黒ずみを防ぐことができます。
ホワイトニング
ホワイトニングとは、歯の色を明るくする方法です。当院ではホームホワイトニングを行っており、ホワイトニングキットを使用し、自宅で行う方法です。時間はかかりますが自分のペースで進めることができます。
歯の詰め物や被せ物の交換
古くなった詰め物や銀歯が原因で歯が黒く見える場合、新しい白い詰め物やセラミックの被せ物に交換することお勧めします。
日常のケア
適切な歯みがき
毎日の歯磨きを丁寧に行いましょう。フッ素入りの歯みがき粉を使用し、少なくとも2分間かけて磨きます。
歯間ブラシやデンタルフロスの使用
歯と歯の間の汚れを取り除くために、歯間ブラシやデンタルフロスを使用します。これにより歯垢の蓄積を防ぎます。
食後の口すすぎ
食後に口をすすぐことで、着色の原因となる飲食物の残留を減らすことができます。
バランスの取れた食事
健康な歯を保つために、ビタミンやミネラルを含むバランスの取れた食事を心がけましょう。
ちなみに歯の健康をサポートする食べ物は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、リンゴ、ニンジン、サーモン、イチゴ、セロリ、アーモンド、緑茶、納豆などが挙げられます。
まとめ
歯が変色する原因はこのように様々です。痛みがない場合でも、早めに受診することが重要です。
放っておくとさらに悪化する可能性があります。定期的な歯科医での診察やクリーニング、適切なホワイトニングの方法を選ぶことで、歯の健康と美しさを保つことができます。
日常の口腔ケアを徹底し、清潔で健康な歯を維持しましょう。