「口の中が気持ち悪い・ねばつく」ということはありませんか?
今回は、お口の中がねばつく主な原因と予防法についてご紹介します。
◎口の中の気持ち悪さ・ねばつきの原因は?
- 細菌
お口の中のねばつきの原因として最も多いのが、お口の中の細菌です。
お口の中に存在する歯周病菌やむし歯菌などの細菌が増殖し、お口の中のねばつきが発生します。
朝起きたときにねばつきがあるのは、寝ているときにお口の中の細菌が増殖する為です。
- 唾液
唾液にはねばつきがなくサラサラしたものと、ねばつきがあって口の中をネバネバさせてしまうものがあります。
不安や緊張などからくる過度なストレスは、自律神経に影響をきたして唾液量が減り、ストレスを感じるとネバネバした唾液の分泌が多くなります。
また、加齢とともに舌やあごの筋肉が衰え口を動かす量が減ると、唾液も減少してきます。
細菌に対する免疫力が落ちたり、水分摂取量が減ることもお口の中がねばつく原因です。
- 歯周病
歯周病が進行するにつれてお口の中の細菌が増殖したり、患部から「歯肉溝浸出液」という液体が染み出してきます。
この液体は粘性が高く、口のねばつきを促進します。お口の中のねばつきの原因が歯周病である場合、歯周病がある程度まで進行している可能性があります。歯周病は悪化すると、歯を失う原因にもなります。
◎口のネバネバを予防するためのポイント
①歯みがき
食後には歯みがきをすることを習慣づけましょう。
歯みがきは、歯周病やむし歯を防ぐためにも大切な習慣です。
②生活習慣の改善
ストレスをためないように生活リズムを整えることが大切です。
睡眠不足に注意し、タバコを吸われている方はできるだけ減らすようにしましょう。
タバコの有害成分が口腔内の環境バランスを崩します。
③よく噛んで食事する
よく噛んで食べることは、唾液量を増やすことにつながります。
唾液は、歯周病・むし歯・口臭・細菌増殖を抑えるなど、お口のトラブルを防ぐことに役立ってくれます。
まとめ
お口の中がねばつくという症状でも原因はさまざまです。
ねばつきはあるけど痛みはないから…などと放置せず、ねばつきのない快適なお口の環境を取り戻し、むし歯や歯周病の予防に努めましょう。
お口の中のねばつきはお口の疾患以外のことが原因の場合もありますので、なかなか改善されず気になられる方は、歯科医院にご相談に行かれてください。