インプラント周囲炎とは？

歯を失ったときの補う方法としてインプラント治療は認知され、一般的になってきました。当院でもインプラント治療を行っており、患者さんも増えています。ただ、インプラント埋入手術を終えただけで安心してはいけません。その後のメインテナンスがとても重要です。今回はインプラント周囲炎についてお話いたします。

天然の歯と同様にインプラントも歯周病になります。インプラント周囲に起きた炎症をインプラント周囲炎といいます。歯周病の進行によりインプラント周囲の骨が吸収してしまうと、最悪の場合インプラントが抜けてしまいます。これらを防ぐためにインプラント埋入手術後も定期的なメインテナンスが必要です。

歯科医院でのメインテナンスとは？

毎日のご自身での歯ブラシで落としきれる汚れには限界があります。歯科医院では様々な検査(歯ぐきのポケットの深さを測定・レントゲン撮影等)を行い歯周病の進行状態を確認します。

その上でご自身では落としきれなった歯ぐきの中のプラークや歯石を専用の器具で除去します。また過剰な食いしばりや歯ぎしりはインプラントを揺さぶり、ダメージを与えるため、噛み合わせの確認、必要であれば調整も行います。

まとめ

歯周病は自覚症状があまりないため、症状が出るころには重度に進行していることも珍しくありません。いつまでもおいしく食事をとるためには定期的なメインテナンスがとても重要です。

当院にはインプラント認定衛生士も在籍しているため、お困りごとや気になることがあればいつでもご相談ください。