最近の歯科のあり方として、歯をできる限り残す、削る量を最小限にする、虫歯や歯周病にならない様に徹底的に予防を行うといったことに重きを置いてきています。

外傷や虫歯で歯を失ってしまい、その喪失してしまったところをどう改善するかその時に基本、Br（ブリッジ）・入れ歯・インプラントこの３つが挙げられます。

そしてBrの治療を選択される方が多いのが日本の歯科業界の現状です。

何故かというと、大半は保険適用されることでインプラントより安価で済み入れ歯より装着感が良いからです。

しかし、Br治療は両隣の歯を大きく削ります。そしてさらに無くなったものを隣の歯が支えることになるため、負担が大きくかかってします。

歯は３層からなっており、一番表層に人体の中で一番硬いと言われているエナメル質があります。このエナメル質により歯はコーティングされ、守られています。

Brを作るためにはエナメル質を破壊しなければなりません。

破壊されたエナメル質は二度と戻ってきません。そのコーティングがなくなると歯は一気に脆くなり虫歯にもなりやすくなります。

銀歯を被せても隙間は必ず生じてしまいその隙間は安い材質の被せ物ほど大きくなり、細菌からすればその隙間は大きいトンネルになります。そうやって虫歯の再発が起こります。

せっかく治療したのに虫歯ができる・・・これはしょうがないのです。

なので、歯をできる限り削らないということが大切になってきます。

虫歯でもない健全で綺麗な歯を削るのはかなりリスクが高く、削ると寿命が減ります。

簡単にBr治療を選択せず、歯医者の先生としっかり相談して後悔がない様に治療を行ってください。

歯は失って初めて大切さに気づきます。

今残っている歯を残すために、、。歯科の治療計画は人それぞれです。

中にはBr治療が最適な治療になる可能性もあります。

自己判断ではなく専門医に相談してみましょう。