誰もが一度は経験があるはずの「口内炎」
お食事するときにとても痛いですよね。
ではなぜ口内炎はできるのでしょうか。
口内炎ができる原因を探っていきましょう。
まず口内炎とは?
「口内炎」とは、口の中の粘膜やその周辺にできる炎症の総称です。
いくつかの種類があると言われており、その中でも一番多いのが「アフタ性口内炎」です。
痛みや不快感から食事がつらい、喋りづらいなど、生活にも支障をきたします。
口内炎の種類とは?
・アフタ性口内炎
口内炎の中で最も多くみられる比較的一般的な口内炎です。
・カタル性口内炎(外傷性口内炎)
口の中を噛んでしまったり、入れ歯などの不具合により傷ができたときになりやすいです。
・カンジダ性口内炎
本来口腔内にいるカビの一種であるカンジダが過剰に増殖すると「口腔カンジダ症」になります。
どうして口内炎ができる?
・アフタ性口内炎
→栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れにより、免疫が低下するとできやすい状態になります。
口の中に傷ができ、そこからウイルスや殺菌が感染することで発症することもあります。
・カタル性口内炎(外傷性口内炎)
→入れ歯や矯正器具、熱い食べ物などが粘膜と触れて、刺激を受けたところに傷ができて細菌やウイルスが増殖することにより発症します。
・カンジダ性口内炎
→カンジダとはカビの一種である、カンジダ菌が過剰に増殖することで、身体と細菌との間で保たれていたバランスが崩れ発症します。
カンジダ菌自体は体の中に生息しており、健康な人からも検出されています。
ただ、通常は健康に被害を及ぼすことはありません。
口内炎の予防、対応方法はある?
まず、口内炎を作らないためには、常に口腔内を清潔にしておくことが重要です。
食後は歯磨きやうがいをしてできるだけ清潔に保ちましょう。
また、栄養の良いバランスの取れた食事を取り、十分な睡眠を取りましょう。
規則正しい生活を送ることが口内炎を作らないための予防方法になります。
口内炎ができてしまった場合は、口内炎を確実に治すことはできませんが、口腔内をきれいに保ち、市販薬を使用することによっては治るスピードが早くなることが期待できます。
口内炎を悪化させないためにも、患部に刺激を与えないようにしましょう。
いくら時間がたっても治らない場合や、口内炎が大きくなっている場合は、深刻な病気である可能性もあるので、放置せずに医療機関を受診しましょう。