口臭の大きな原因である舌苔
舌苔(ぜったい)って?
皮膚なら垢、頭皮ならフケと呼ばれるようなもの。
舌を見てみると、白くなっていたり、黄色くなっていたりしませんか?
垢やフケなら害はないようですが、
口の中は細菌がたくさんいるので、この舌苔にもたくさんの細菌がついています。
歯周病の原因となる菌の働きにより、揮発性硫黄化合物というガスが発生します。
その臭いは、ガスの種類により異なりますが、
腐った玉ねぎ・腐った卵・生ごみなどと似たような臭いがします。
鼻周囲で常時発生するにおいは嗅覚疲労(順応)という
生体反応の為、自分では気づきにくいです。
知らないうちに進行してしまう歯周病(もう一つの口臭の原因)の
治療(定期的な歯垢除去や歯石除去)をすることはもちろんのこと、
舌の清掃も合わせてみましょう。
舌は柔らかく、傷つきやすいので気をつけましょう。
清掃方法
朝起きたら、歯磨きをする前に…
①ベーっと舌をしっかりと出します。
口の中が乾燥している場合はうがいをします。
②舌苔の付着している一番奥に、
水で濡らした舌ブラシ(または歯ブラシ)を当ててください。
③歯磨きよりも優しい力で、奥から手前に一方向に掻き出します。
④場所をずらしながら3回程度清掃してください。
嘔吐反応が出てしまう場合は、息を止めて行なうのがコツです。
舌ブラシ、ヘラなど種類色々あります。ヘラよりブラシが良いようです。
1回で取ろうと思わず、毎朝1回の清掃を続けます。
そして、お口のにおいを気にせず、おしゃべりを楽しみましょう♪